環濠内の環状土離

 縄文時代後期の環状土離

  縄文時代の住居跡・土坑・環状土?・環濠・石組炉・土器囲炉などの遺構、中期末から後期初頭を中心とする土器・石器など多量に発見された。

 環状土?は2基が確認された。

 1号環状土?の墓抗抗底からは、赤い漆が塗られた長さ約1,7m一張り出土した。

 2号環状土?は、1号の南に隣接して位置し、竪穴内から4基の土坑墓を検出した。P−3墓抗からはヒスイ製の玉1個、P−4墓抗からは1号の墓抗のものと同じサイズの赤い漆が塗られた弓が一張り出土した。

 1号・2号環状土?の新旧関係については、周提の重複、立地の条件から1号→2号の順で造られたようであるが、時間的な隔たりはそれほど無いと考えている。

 漆類の倍率写真

弓の一振り